驚異的なシャンパンには名前があります。その名は...

Alfred Gratien

アルフレッド・グラシアン

アルフレッド・グラシアンのシャンパンには、長い伝統があります。大量生産やファッショナブルな流行を追う現代の特質とは一線を画し、

今日まで伝統に忠実なまま生産されています。追求するものは、高品質と独自性を意味する「手づくりされた」シャンパンです。


Alfred Gratien

このメゾンは1864年アルフレッド・グラシアンが立ち上げたことに始まります。今も変わらぬ伝統的スタイルは、すべて小樽で発酵させて熟成させていること。そしてマロラクティック発酵は一切行わないこと。小樽で発酵させるとphが低くなり、さらに冬の寒さが加わり、バクテリアが活動しないため、マロラクティック発酵が起こらない。その後約6ヶ月間樽で熟成されたワインは瓶詰めされて深さ18メートルのカーヴへ移動する。ここではスタンダードのノンヴィンテージ以外の動瓶はすべて手作業でという丁寧さ。代々引き継いできた伝統的スタイルを大切に守り、上質なシャンパンをつくり続けています。

 

Cuvee Paradis キュヴェ・パラディ

壮大なクリュワインから生み出される偉大なシャンパン。

85年以来のリリースで1級と特級のブドウのみ、シャルドネ65%、ピノ・ノワール18%、ピノ・ムニエ17%。

テット・ド・キュヴェだけを使用し瓶熟成は60ヶ月。

金色に輝く明るい色調。

非常に純粋で、とても長期にわたるクリーミーな泡。

白い果物、蜂蜜、ナッツが絶妙に混成された優雅な香り。

フレッシュで豊かな酸味が長い余韻をあたえ、その間とても複雑な要素がからみあう,

とてもすばらしい味わい。

 

 

 アメリカで有名なワイン専門誌『ワイン・スペクテーター』の1993年12月31日号でシャンパン特集を組んだ。アメリカ市場に出回っている1985年、1988年もののシャンパンを100種類以上テイスティングしたという内容。その結果、並みいる強豪をおさえて、最高位になったのがグラシアンのキュヴェ・パラディだ。亀がウサギに勝ったと一時話題になった。 日本では、グラシアンはほとんど知られていないけれど、フランスでは、通のシャンパンとしてマニアの人気が高い。たとえば、ソムリエを集めてシャンパンのテイスティングをしたとき、グラシアンを隠してしまったソムリエがいたという。問いただすと、あとで仲間とユックリ飲みたかったためだそうな。 また、パリのデパート、ギャラリー・ラファイエットの酒売り場ではグラシアンのビンテージはドンペリよりもずっと高値がついている。                  『シャンパンの教え 葉山孝太郎著』より

 

               DSCN4.JPG

 

   Alfred Gratien Cuvee Paradis  【W.A 92】

home